サラリーマンの「こころの定年」克服のヒント
こんにちは!
50になったってサラリーマンだからこそ最高と言えるカッコいいオヤジを目指す単身赴任ハイブリッドワーカー(Stage0)の髙岡です。
実は今から約10年ほど前から、私はある問題を引きずっていたのだということを最近ようやく理解しました。
40代以降になってからこんなことありませんか?
「今やっていることが誰の役に立っているかわからない」
「なぜあいつだけが・・・」「なぜ俺じゃないの?」
「成長している実感がまるでわかない」
「このまま時間が過ぎ去っていっていいものだろうか?」
もし、あなたがこんな気持ちになって仕事が乗らない、鬱々して何かやりきれないことがあったのなら、今がその状態ならば、もしかするとそれは「こころの定年」問題を抱えているのかも知れません。
「就業規則上の定年」の前に働く意味を失ったり将来を悲観したりして思い悩む状態を「こころの定年」と呼ぶのだそうです。
今日はそんな「こころの定年」について私の体験を書いてみました。
タイトルは
サラリーマンの「こころの定年」克服のヒント
です。
「こころの定年」とは、「仕事で満たされない思いを抱える」「昇進の目処がなくなる」「身体やメンタル面での不調を抱える」などで訪れるものなのだそうです。
私の場合、20代、30代はそれなりの苦労はありましたが、自己の成長、会社の中での自立の道を仲間や取引先、お客さまと一緒に「団体戦」のような感覚で楽しんでいました。
39歳で管理職昇進。
昇進としては当時の一般的な速度ですが、以前の別会社に在籍した時にすでにその会社ではその昇進の4年前には管理職として働いていましたので特に問題もなかったのですが、その後、その部署からの異動が「こころの定年」のきっかけだったように思います。
あまりに違う環境に完全に取り残された感とついていくのにやっとな自分に「今まで何してきたんだろう?こんなはずじゃなかった」と焦り、問い続けます。
「団体戦」の楽しさから一変。その時は「管理職としてうまくやらないと…」という雰囲気の中で自己評価に関心が行き、まるで「個人戦」の勝ち負けのように「他の人との比較」ばかりしていました。
同時に「自分のできていない」にフォーカスしながら過ごしていました。
その頃はまさに「評価されないことへの満たされない思い」を「残業」という形で取り戻そうとしていたのかもしれません。
結局、20年という時間を費やし自分がやってきた仕事が全く浮かばれないことに対して「葛藤」し、仕事・生活の評価軸を「他人に委ね」、何とか今に「順応」していければいいという「諦め」に似た形で「一つの区切り」をつけました。
「こんなはずじゃなかったけど、まあ、これでもいいか。これがサラリーマンの普通だろう」
この時、43歳。
この2年後、私は母の病気の悪化もあり「異動願い」を出し仕事の意識を変えるいい機会だと捉え、今の単身赴任生活を選択することとなります。
その後、2度目に訪れた「こころの定年」は、このブログでも再々登場するキーポイントとなっている49歳です。
強烈な上司の一言を機に、目が覚めます。
「今やっていることが誰の役に立っているかわからない」
「成長している実感がまるでわかない」
「このまま時間が過ぎ去っていっていいものだろうか?」
病気とともに一気に襲ってきた「自分への失望と疑念」とともに後にやってきた上司本人からの「最高のアドバイス」。
一度は「順応」と言う言葉で「諦めてきたこと」への後悔がベットの中で一気に沸々とわきあがります。
2ヶ月の休養の間に得たもの。
です。(*この話は各ブログをご参照ください。)
私の場合、1割の仕事にフォーカスできたのは、入社からの管理職になるまでの17年の経験で「多くの外部の方の価値観や様々な仕事の幅を広げながら深掘りできることに出会っていたから」ということになります。ということは、
仕事にどっぷり浸かる時期を持っていた
このことが、後々の「こころの定年」対策になったことになります。
もちろん、無意味な残業を肯定するわけでも、家族との関係を冷えさせるなんてもっての他ですが、「仕事に一度でもどっぷり浸かったからこそ自分の得意分野=1割が見えてきた」と同時に組織を理解し、自分と組織との距離感を測れるようになったのかもしれません。
組織の矛盾や面倒な人間関係、理不尽な上司の要求などの経験も、今となっては成長の糧であった思えます。
もう一つ。それは、
今後の人生における理想のロールモデルが見つかった
このことで「本当の定年後」の先までイメージできたことで怖くなくなりました。
そのロールモデルの一人「岡村拓朗さん」に教えていただいた「人生のGOALを描いて逆算する」というものの考え方と実際にそれがつくれ、今実践できているという「自信」です。
おかげで「GーPDCA」や「ハイブリッドワークシフト」という思考と出会い、実践の一環で今ここでブログを書いている自分がいます。
この姿は1年前には考えもつきませんでした。
この数年多くの私の今後のロールモデルとなりうるであろう素敵な方々に新たに出会うことができました。
同時に過去に素敵だなと感じていた方と再会することができました。
今は、自分という誰とも違う唯一無二の自我に、複数のロールモデルの方々の生き様や考えというエッセンスを注いでいく作業によって「定年」という言葉に全く惑わされない日々を過ごせているのかもしれません。
仕事のステージや年齢によって感じ方や症状、深さなどは違うと思いますが、
「こころの定年」は、多くのサラリーマンが一度は通る道だと思います
私の経験から、皆さんには「こころの定年」に対して、以下の3つを考えることをお勧めします。
- 仕事にどっぷり浸かった時期は誰にでもあるはずです。その中味を棚卸しする*1
- 今後の理想の人生のロールモデルを複数人見つけ話を聞く
- 人生のゴールを考え、その中で自分の仕事上の役割を再定義する
*1:恐らく多くの方は、仕事にどっぷり浸かった経験をお持ちだと思いますので、それを棚卸しする「時間を取り」「整理する」ことで「得意技」を探すことが重要だと思います。必ず誰でも持っています。
これが、私からの「こころの定年克服のヒント」です。
この3つのことをノートに書いてみる。
すると気持ちがスーッと穏やかになり。
今ある自分に優しくなれるはずです。
ひとつの視点としてご参考にしてみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
お知らせ①残業ゼロ実践読書会のお知らせ
あなたがもし、残業減らしたいけど、どうしたらいいかわからない、、、と悩んでたり、やりたいことあるけど、どうせ無理、、、と諦めている事があるなら、私の経験が参考になるかもしれないと思い、平成最後の年に向けて自分たちにとってのPDCAとは?を考える読書会を企画してみました。
私、高岡は今年の1〜9月の9ヶ月間で合計219時間45分の残業を減らしました。
月あたりだと毎月24時間ずつ減らしています。これ、実に1ヶ月休んだに等しい時間なんです。
入社して30年間、ほぼ100%定時退社なんてやったことなく、毎晩22時、23時まで会社にいるのが「当たり前」だった私ですが、先日久々に20時まで残業してたら、同僚からこう言われたんです。「高岡さん、こんな時間まているの珍しいですね」
すっかり残業しないのが「当たり前」、定時退社が「当たり前」な私になったのです。
毎晩残業だからやりたい事なんて何にも出来ない、、、と諦めていた私が今では
●18時のプレイボールと同時にタイガースの応援に今年は13回甲子園に行けました(勝率は…汗)
●グルメ好きな仲間と美味しいものをする会に毎月定時参加できるようになりました。
●現在単身赴任中ですが家族とも月2回はゆっくりと食事したり、映画を観たり、休日中に仕事を考える事がなくなりました。
なんて感じで仕事も家族も自分もチャレンジする毎日を謳歌中なんですが、それには理由があります。
一冊の本との出会いなのです。
それは、岡村拓朗さんのベストセラー『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』との出会いでした。一冊の本との出会いで人生は変わる、変わり続けているのです。
そしてその続編となる『最短で目標を達成する!PDCAノート』のメソッドを使って残業ゼロという目標をほぼ達成する事が出来るようになった私と、『PDCAノート』を読み解きながら、1並びの11月11日に残業ゼロの道へ一歩、一緒に踏み出してみませんか?
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◉とき:11月11日(土)9:30-11:30
◉人数:4名限定
◉場所:梅田周辺カフェ
◉料金:1000円+自分の飲食代
(当日現金でお支払いください)
◉持ち物:別途連絡します。
◉応募方法
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編集後記
昨日は、会社のイベントでした。私の業務項目の一つとして、生活者とブランドとの出会いを創ることですが、その中で今回は特別なイベントでした。
実は化粧品ってその人の「キレイだけをつくるだけじゃない」ということをご存知でしょうか?
化粧には「不思議なチカラ」があるんです。
端的に言うと「生きるチカラを与えられる」ということです。
実は昨日は「がん罹患者にとって化粧ができることとは何か?」を問うてみるイベントだったのです。
命に纏わる凄くナーバスな話です。
しかし今や2人に1人はがんになる可能性の時代。
情報とどう向き合い、医療従事者とどう向き合うか?自分や家族との向き合いの中で「化粧ができることとは何か?」そんなことを一緒に考えるイベントでした。
自分自身の周辺でこのところ「がん」に纏わる話題も多くこの数週間色々悩んだのだけれど、今日のイベントで見た「笑顔」や「涙」を見るにつけ、生きることの尊さや人との繋がり、「この化粧品を介した仕事との出会い」に感謝の念を抱かずにはおれないと感じる自分がいました。
そのイベントを創り上げるための詰めの数週間。
実際にやってみた1日。
「生きる」ことの尊さというものを改めて感じるとともに、自らが「がんへの恐怖と偏見」を持っていることに気づきました。
あなたがもし、がんになったら、仕事どうしますか?
家族にどう話しますか?
がん検診は、がんを見つけに行くものではなく健康を確かめるために行くのです。
大切な人を守るなら、自分を守るなら、検診と正しい情報に触れる日頃の訓練です。
NO MORE CANCER!(がんなんてまっぴら)
から
KNOW MORE CANCER(がんをもっとちゃんと知ろう)
へ。
「生きる」をもっと丁寧に。
お時間あれば↓まずはがんのことにに触れてみてください↓ね。
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