万年残業オトコが娘との約束を守れた理由
こんにちは。
サラリーマンだからこそ最高と言えるカッコいいオヤジを目指す単身赴任ハイブリッドワーカー(Stage0)の髙岡です。
私の単身赴任生活も8月1日で、7年半が経ちました。
小学2年生だった娘は、今は中学校3年生になり、来年は受験です。
先日、有給休暇を取って娘の合唱コンクールの神奈川県予選大会を見に行ってきました。
これ、中学入学以来3年目にしてはじめて観にいくことができたのです。
2年生から2年間娘は合唱部の「部長」を務めていましたが残念ながら、いつもタイミングが夏休み直前というタイミングで、流石にサラリーマンの身としては「夏休み前の様々にバタバタするタイミングに休む」という選択肢はないと思っていました。
「ごめんな、今年も行けないわ・・・残念だなあ・・・」
「お仕事忙しいんだからしょうがないよ。わかってるよ。パパ、大丈夫だから!気にしないで!」
それがここ2年の娘との会話です。
しかし、今年になってやるべきことを日々のPDCAで回すことができてきていますし、たとえやるべきとしたことが終わっていなくても、その残ったことを「いつやるのか?」がノートの記されていれば、その時にやれる、要するに時間内に終わらせられるマインドになっているので「焦る」ことが全くと言っていいほどなくなりましたし、「できる」を前提に動くことができるようになりました。
このことから、早くから、娘に「今年こそ行くよ!絶対!」と宣言していました。
娘の部長としての「最後の夏」を、どんなことがあっても観に行きたかったのです。
実は、娘が幼稚園の頃、一度だけ休日出勤で娘のお遊戯会に行けないことがありました。
その時彼女は、「パパが来てない・・・他のパパは来てくれるのに・・・」と妻に泣いて話したそうです。
それ以来、小学校を卒業するまで「彼女の晴れ舞台」にはどんなことがあっても「出席する」を自分に課しました。
どんなに残業して夜中になっても、休日出勤したとしても、その日だけは「彼女にとって唯一のパパ」を全うすると心に決めました。それがたとえ単身赴任であったとしても。
小学校の高学年の時、先生から、本当に娘さん想いのお父さんですよね!と娘の前で言われ、娘も得意そうでした。
しかし、その実・・・娘と同じ屋根の下に住んでいるにも関わらず早朝5時過ぎには家を出、残業で真夜中遅く帰ることもザラな私は娘の「寝顔」しか見ることができず、数年間「交換日記」をするくらいでしたので決していい父親と言えません。
*このエピソードはこちらのBlogから
月のうち土日数日しか会えない時もあり、今の単身赴任と本当に変わらないくらいで、久しぶりに起きている娘の成長ぶりに愕然とすることも珍しくありませんでした。
娘と接する時間は本気で全力投球するので、父として私の愛情を娘なりに理解していたようですが、残業ばかりで娘との時間を作れない自分を当時はよく責めていました。
この頃、妻が言ってくれた言葉は今でも忘れません。
「大丈夫だよ!安心して仕事して。あなたのことを彼女の前では絶対悪く言わないから。現にあなたは頑張ってるよ。彼女もパパのこと大好きだし。でもね、私もダメな時があるから、その時は助けてね。彼女にきつく当たってしまった時、彼女を守ってあげてね。逆にあなたが彼女に対して怒った時、私が彼女の味方になるから。どちらかが彼女の味方になって逃げ場を与えてあげようと思うの。家族はたった3人なんだから。一緒に子育て頑張ろうね。よろしくね。」
妻は本当にこれまで一度も、娘の前で私への不平不満を言っていないそうです。(娘談)
それどころか、「パパのおかげだよねー」とか「パパいてこそだよね」ということを良く口にします。
本当に頭が下がります。
実は、2人の時はそれなりのお互いの主張をし議論になります。娘がまだ小さい頃には大ゲンカもしましたし、冷戦(笑)もたくさん経験しました。
なぜ?ここまで良好な関係に変化してきたのか?についてはまたいつかブログに書きたいと思います。
娘の話に戻します。
実は今回、夏休み前のバタバタにも関わらず、娘の晴れ舞台を観に行けた本当の理由は「ビジョンが明確にイメージできている」からなのだと思います。
これは前回のBlogで書きましたが、岡村拓朗さんが2017年12月23日に開いた「オレカンパニー2018年事業計画ワークショップ」で「こうあるべき」でなく「こうありたい」という感情が動くことで考えた「臨場感あるビジョン」を描き、その過程で「残業0」という目標を掲げ、それを「18年末に達成する」という期限を切ったということです。
*この内容についてコチラのBlogを参照ください。
今回、残念ながら、娘の中学校は予選敗退。
彼女の中学最後の夏は終わりました。
しかし、私にとっては2曲も娘たちの合唱とピアノ伴奏を聞くことができ最高の夏の思い出となりました。
先に家に戻った私は、家に帰って来た娘にそっと「小さなブーケとメッセージカード」を手渡しました。
「成長を頼もしく思ったこと、その姿が誇らしかったこと、あなたが自分の娘でよかったこと」
そして「感動をありがとう」を記しました。
娘は涙ぐみながら「パパ、忙しいのに来てくれてありがとう。嬉しかった。」と小声で言ってくれました。
娘の小さい時には描けなかった「自分のビジョン」。
今ある「出会い」と「気づき」が10年早かったら、人生はもっと大きく変わっていたかもしれません。
でも歳云々ではなく、娘がまだ学生という成長過程でこのことに気づけた私は幸せだと思っています。
もし、あなたが今、自分の子供達の成長を見れないほどの残業をしているのなら。
残業惜しまず仕事することが「家族のため」だと思って色々なことを諦めているのなら。
フォーカスする目標を1つだけ描き、その目標を達成することであなたが手にする世界、ビジョンを描いてみてください。
「オレカンパニー」という人生のCEOとしての自分と向き合う時間が取れれば、その先に見える景色は必ず変わるはずです。
今からでも遅くはありませんよ。
カッコいいオヤジの後ろ姿をあなたの最愛の子供たちの目に焼き付けてあげましょうよ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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